表題はアーサー・C・クラークの言葉ですが、スマホやアイパッドなども、19世紀の人が見たら悪魔の業と思うかもしれませんね。
音声送信、思考盗聴、マインドコントロールなどと呼ばれる被害について考えてみたいと思います。
脳内に突然音や声が聞こえる、映像が見える、頭で考えていることが読み取られる、などの攻撃です。
私は、個人的にこれらの被害を自分が受けているかは不確かです。それでもこの技術を扱うのは、この被害の報告が、テクノロジー犯罪被害者と非被害者の一般の方々の間の大きなギャップ、つまり被害者は精神を病んでいるだけだと、一般の方が思ってしまう大きな理由になっていると思われるからです。
自分がこの被害を受けているか不確かだと書きましたが、いくつかの理由から、私は受けていると思っています。
その一つは、以前住んでいたアパートで攻撃が激しくなり、部屋にいられず逃げ回っていた時に、どこに逃げてもほぼ必ず発見されてしまったからです。インターネットからの情報では、人間を電磁的に追跡する手段として、携帯電話、RFID(SuicaやEdyにも使われているFelicaなど、埋め込みICタグを使用した個体認識)、GPSなどと共に、人間それぞれの持つ脳波の個別パターンによる個人識別が指摘されています。そして東京中逃げ回っている時に、携帯電話をわざと持たずにいることも試しましたし、電子マネーやSuicaは殆んど使いませんでしたが、やはり発見されてしまいました。もっとも、取得した個人情報からの行動分析や、加害団体の物量的な人員による発見通報能力によるものかもしれませんし、例えば極小さな発信機を持たされていたのだとしても、こちらはわかりませんが。
二つ目は、日ごろ電磁波で攻撃される時に、部屋の中にいるこちらの位置がわかるだけでなく、その行なっていることによって、攻撃を変化するからです。何らかの知る手段があると思われます。特に、以前に居た集合住宅で、深夜に電磁波で起こされ、その瞬間にさらに下の(あるいは横の)住人が窓やドアを叩きつけて音を出すという連携攻撃をされていた時、私は目を覚ましただけで殆んど身じろぎもせずにいることもありましたが、何故かこちらが覚醒していることを探知されてしまいましたので、どうも脳波か何かを捕らえていたとしか思えないのです。
また、まだ電磁波で攻撃されているとは知らなかったころ、一時期天井から、つまり上階の床に、ビー玉か何かを落とす不思議な音が繰り返されることがありました。何かの嫌がらせかだとその時は思っていましたが、これは他の被害者の報告にもある現象であり、音に対する脳の反応を測っているのではという指摘もあり、なるほどと今では思います。
あるいは、音声送信を受けて、脳内で他人と会話が成立している人の報告などは、明らかに脳内の情報が取られているケースであり、そういった技術が確立されているなら、情報収集のために自分に対して同じことがされていても不思議はないという推測でもあります。身体攻撃を中心に受けている被害者の中にも、同じような推測している人はいるのではないでしょうか。
このハイテクノロジーですが、考える一つのステップとして、テンペストという電磁波盗撮技術を持ち出してみるとわかりやすいかもしれません。
NHKが放送して有名になったらしいこの盗撮技術ですが、まずパソコンのディスプレイから漏れる電磁波、あるいはパソコンとディスプレイやキーボード、電源などを繋ぐケーブルから漏れる電磁波を、離れた場所にあるアンテナで捉えます。この中に含まれるデジタル情報を解析することで、画像データを抽出し、ディスプレイに表示されていた画像を再現します。 (http://www.youtube.com/watch?v=TR4YQA3KNUc 放送番組のYouTubeの動画リンク)
全く痕跡を残さない、遠隔的な情報傍受の方法ですが、このパソコンを人間の脳に置き換えてみれば、基本的には思考盗聴になるのではないでしょうか。二つは広くは同じ技術体系に属するもの、と現在のところ大雑把に私は理解しています。
つまり様々な思考によって生成される脳内のデジタル情報である脳波(人や動物の脳から生じる電気活動の記録)、その中には音声、映像、感覚、などの様々な思考情報が含まれていますが、そのコード化された複雑な情報を取得、解析することで、頭の中で考えている時の音声、見ているものの映像、思い浮かべているものの映像、食べたものの感覚、など様々な情報を読み取り再現することができる、というテクノロジーです。
さらに、この思考盗聴をアップロードとすれば、逆にダウンロードにあたるものが音声送信などになると言えます。電源をONにしている携帯電話に対して、電波が届く範囲でどこにいても強制的に見つけ出して情報を受信させることができるように、脳内で使われるデジタルな情報コードに変換した様々な感覚情報を、何らかの形で電磁的に識別された個人に強制的に照射、受信させることができれば、それが報告されている音声送信、映像送信、臭いの送信、痛みの送信、などになると思います。この脳内の神経細胞間をやり取りする電気的情報は、五感以外にも、感情や身体の制御など様々な機能をになっているので、感情の送信、コントロールや、身体のコントロールも原理的には可能である、と考えられます。もっとも、包丁を手に持たせて自分で自分に突き立てさせるというような複雑なものではなく(100年後には可能かもしれない)、手が勝手にぴくっと跳ね上がったり、というレベルではないかと推測しますが。(脳に電極をいれて、情報を無線で飛ばし、考えるだけで機械の腕を動かしたり、ディスプレイに文字を打ち込んだりという身体障害者用の技術は、すでにディスカバリーチャンネルかどこかの番組で見た覚えがありますが、その逆方向の情報送信といえるかもしれません)
先走りましたが、ではもう少し詳しく、人間が感覚を受け取り、「感じる」仕組みを考えてみましょう。もっとも私は専門家ではありませんので、科学的にはいい加減な説明であり、あくまで理解のための手助けくらいのものとしてご容赦ください。
聴覚においては、人間の耳の中の外耳(外側から鼓膜までのところ)と呼ばれる部分が、周波数を持つ空気の波である音の連なりを集めて捕らえ、中耳(鼓膜と三つの耳小骨からなる)において、鼓膜の振動から各骨を伝わる間にてこの原理で拡大され(アンプの役割)、内耳(蝸牛、半規管、前庭と呼ばれる部分からなる)において、骨の振動が蝸牛管の中にあるリンパ液を揺らし、それが蝸牛管内部にある基底膜を周波数によって違う部分で揺らし、それがまた別の細胞を刺激して電気的に興奮させ、それが内耳神経を興奮させ、その神経興奮が様々な部位を経て、ようやく大脳の聴覚皮質に伝わります。
大脳に伝わった情報も、人間の必要性に応じて様々な形で処理されるでしょう。MP3のような圧縮方式もあるのかもしれず、また意識に上る時点で生物活動に必要な形に取捨選択変形されるのかもしれません(それ以前の部分で既にだいぶ人間活動に必要な形に処理されているでしょうが)。
この長いプロセスのどの部分で信号が挿入されるにしろ、外側の空気を揺らすことから信号を送り込む一般の音の伝え方以降の部分で、個人に対し適切な信号送信が行なわれるなら、それは脳から音や声が聞こえてくるように感じられるでしょう。鼓膜を揺らす、耳骨を揺らす、神経細胞を刺激する、脳細胞に直接信号を送り込む、など様々な方法が試されたでしょうし、人工内耳やニューロフォンなど、既に実用化された装置もあり、骨伝道使った携帯電話も既に存在していると思います。
一方、音声は、電気信号に変換され、様々な周波数帯の電磁波として通信、放送され、地球上を駆け巡り、ラジオ受信機で受診され、スピーカーから空気振動である音声に変換されます。
同様に、視覚情報も、可視光線が(これ自体がもとは電磁波と同じものですが)、網膜において神経情報に変換され、それがやがて脳に伝わって、電気活動を伴う神経細胞間の化学物質のやり取りが行なわれ、その過程においてその動物の活動に必要な様々な形で信号が処理されるでしょう(犬猫の2色識別、人間の3色識別の違い。取得した視覚情報も意識に上る過程でそのまま全てを生で伝えるのではなく、使用しやすいよう都合よく圧縮、変形、取捨選択されるはずです)。その過程のどこかに適切な信号を送り込むことができれば、映像が見えてくる、ということは可能と思えますし、逆に脳内の映像を読み取ることもできるでしょう。
他の感覚も同様です。
特に重要だと思えるのは、人の感覚がデジタルな情報信号の結果であり、それを引き起こす事象と、元来関係がないと思える点です。(外部刺激のない感覚は、夢を思い浮かべるとわかりやすいかもしれないです。)腕を切られて、血も吹き出て、ある人が「痛い」と感じたとします。その痛みというのはつまり、刺激から信号を受け取った脳が、あえて痛みを生み出して、人に感じさせているのであって、それは皮膚が裂けたという現象自体とはもともと関係がないはずです。
しかし痛みをもたらす事象を放っておくと、その個体の生命維持に危険なため(血が流出し、ばい菌も入る。さらに再びもっと酷く切られるかもしれない、など)、痛みを感じて逃げる個体は生き延び、感じない個体は滅びる、という長い進化の過程における適者生存の中で、痛みのシステムが遺伝子に組み込まれ、皮膚に痛覚が作られ、その刺激が脳に通じて痛みを感じさせる生き物が今生き残っているに過ぎないといえるでしょう。同様に、他の全ての感覚も、動物の生存に必要だから、あえて脳が生み出しているものだと思います。(失恋して、胸が痛いのにもわけがある)
ですから、逆に言えば、「痛み」それ自体は、皮膚が切れる現象と関係がないのだから、痛みを感じさせる信号を解析して、それのみを何らかの方法で送り込めれば、「痛み」だけを送れる。その他の感覚も同様です。その方法としては、電磁波、超音波、超低周波音を搬送波として信号を送る方法、インプラント(体内に受信機を埋め込む)、などがあるといわれています。さらに家やビルに張り巡らされた、電気配線、電話線、水道管、あるいは様々な無線機器などがその信号の搬送ルートになり、アンテナやインターネット網、衛星などの通信手段を通じて、遠隔からの攻撃が可能になると考えられます。
もちろん、元々人間が組み込んだ情報コードを読み取って解析するテンペストと、無数の神経細胞のネットワークが生み出す情報コードを解析していくのでは、その難しさは比較にならないと思います。この脳機能、神経機能の解析は、ヒトゲノムの解析と並んで(配列の解析は終わっているが、機能の解析はまだまだ)、現在の重要なテーマでしょうが、それも含めたこのマインドコントロールを可能にする一連の技術も、なんら特別に不可能な、疑似科学的なものではない。それは、イオンエンジンの探査機を小惑星に派遣して、サンプルを採取し、再び大気圏に突入させてそれを回収するプロジェクトと同じで、一つ一つの必要な技術を、ステップ毎に分解して、問題点に時間と資金と熱意を投入してクリアしていけば(プロジェクトXの世界)十分可能なことに思われます。というより、とっくにその技術は可能であり、さらに悪用され、たった今その被害を受けている! と思われます。
もっとも、マインドコントロール関係の技術が可能だとしても、そのレベルには様々な段階があると思います。映像を送り込むにしても、ある日巨大な3Dの虫が部屋の中に出現しているというレベルで可能か、目の中にちかちかした光の模様が何だか見える、というレベルかは不明です。音声は映像に比べれ情報量が少なそうだと、推測できそうです。
思考盗聴によってこちらが部屋でやっている行為を察知して、攻撃を決めてくるとしても、その察知のレベルが、見ているもの、聞いているものが丸々伝わっているのか、対象の脳の中の前頭葉が激しく活動しているので、何か今難しいことを考えていそうだから邪魔してやれ、というレベルなのか、判断が難しいともいえます。
あるいは、相当に頭の中がはっきりと読み取れる技術が存在するとしても、その最高レベルの技術、機材をを日本の加害者が所持しているとは限らず、あるいはコストの面で導入するのが難しい、という可能性も高いでしょう。もともと、これらの技術のオリジナルは、アメリカや、旧ソ連といった国が、その軍や諜報機関が中心となって国家の威信をかけて秘密裏に研究していたものと推測できます。私は日本のメインの加害者勢力が、そのオリジナルを開発する技術能力があったとは、考えません。そうではなく、例えば冷戦の終結とともにそういった技術が徐々に、あるいは意図的に伝わっていき、その廉価な劣化コピーバージョンを傘下の大学や企業などを使って作るか、購入しているのだと今は思っています。(加害に国家機関が積極的な役割を担っているなら、話は別になるとも思いますが)。
以上が、科学的には相当怪しいものですが、私の理解している形でのマインドコントロール系の技術の説明になり、音声送信、思考盗聴などの技術は存在している、被害も存在している、という結論になります。もっといえば、アメリカのウェッブサイトを見ると、マインドコントロール技術に関連する商品が市販されているので、その精度、性能については不確かですが、そういった技術が存在するかどうかを議論する必要はあまりないのではという気がします。(商品を自分で購入したわけではないですが)。
また、個々の日本の被害を報告する人が、実際にその攻撃を受けているかについては別な話になるので、ブログなどに書かれたその被害報告を読まれて、その生々しさ、被害が偏在するという事実から、判断していただくしかないと思います。書籍化された被害報告は一冊しか知りませんので、よければ図書館で借りてでも、お読みいただけると、必ず何か感じるところがあると思います。
(『テクノロジー犯罪被害者による被害報告集―遠隔技術悪用を告発する33名の被害者自身による被害実態報告』編:内山治樹)
スポンサーサイト
- 2011/10/25(火) 00:05:42|
- テクノロジーの分析
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
加害者はレーダーを使っているので、部屋の中の貴殿の位置を簡単に把握できます。
加害者はその位置に電磁波パルスを照射しているのです。
日本国内で、レーダーの購入者をランキングしますと、最大の購入者は防衛省になります。
- 2013/01/13(日) 23:32:28 |
- URL |
- patentcom #-
- [ 編集 ]